To the future これまで、これから… メディカルシステムの思いを込めて
24歳で企業することを意識した
私が現在の「株式会社メディカルシステム」を起業したのは34歳のときでした。
以前より「一国一城の主」になる気持ちはどこかにあったようには思いますが、その時はいわば“成り行き”で始めたというのが本当のところです。ここまでの自分の人生を振り返ると「躓いては這い上がり、失敗してはやり直す」という繰り返しでした。
大学を卒業して最初に就職したのが物品販売企業でした。入社後には死にもの狂いで働き、その甲斐あってか実績成果を会社に認められて数年後には営業所長に就任する事になりました。しかし、関連業界や会社経営が急速に悪化し大きな苦労をする事となりました。今思えばこの時がはじめて起業することを考えた大きなキッカケになったと思います。当時、まだまだ私は若造でしたがそれでも13人の部下が在籍し責任がありました。私含めて各社員には家族や生活があり、社員一丸となり血と汗と涙の努力で数ヶ月後には自力で会社を存続させる事ができました。
これを機に経営者としての責任と仲間の絆の深さ経験する事ができました。
独立したキッカケ
その後、順調に仕事をこなす中で一つの大きな出会いがありました。それは、医療事務の講座を受けるために専門講座や専門事業を展開する東京の大手会社を訪れる機会がありました。そこで出会った担当者とビジネス観点より意気投合し「医療事務はこれから伸びる分野だ」「その事業を行うために若い営業力が欲しい」「同じベクトルに向かい一緒に働かないか」と持ちかけられました。それが一つの縁となり、私はそれまで勤めた企業を去り新たな分野へ転職を試みるのです。新しい事業も順調に進行し、結局はその会社に10年近く努める事となるのです。ところが30代半ばで実の父親が他界する事で、急遽地元の石川県金沢へ帰らなければならなくなり、不本意ながら退職する事となるのです。そして、帰省後には今までの営業・実務経験をノウハウとして現在の「株式会社メディカルシステム」を起業することで、現在の接骨院・整骨院向けの保険請求システムの販売・開発に至るのです。
接骨院・整骨院が困っている
時代は各病院がレセプトをコンピュータで処理し始めた時代でした。当時はオフコンといわれたコンピュータを医療機関関係に販売しながら医療事務の経験を生かそうと考え、妻と二人三脚で「メディカルシステム」起業しました。しかし、はじめは当然ながらうまく進まず、起業した数年間はなかなか医療システムが売れず軌道に乗る事ができませんでした。昼間は各病院を対象に医療関係のシステム販売を行い、生活するために夜は運送会社でアルバイトをしました。そんな中、運送アルバイトが縁で医療機器の販社に訪問した際に「接骨院の医療事務が大変だから一緒に話を聞いてやってくれないか?」と相談をもちかけられたのです。その相談がキッカケとなり、接骨院・整骨院も保険請求であることを初めて知る事と同時に「接骨院の保険請求システム」という現在のビジネスシーンに繋がっていくのです。
実績でブランドを確立
株式会社メディカルシステムとしての保険請求システム「レセプトン」第一号機を納品したのは昭和61年のことでした。それは忘れもしない、石川県加賀市大聖寺の接骨院でした。その翌年から保険請求システム「レセプトン」が福井県内で爆発的に売れ始めるのです。当時は接骨院、整骨院や整形外科が少ないこともあって、どこの診療所も患者があふれていました。そして、診療所の先生方は夜遅くまで患者さんの治療に専念し、保険請求は月末から3~4日間の期間内で請求処理を行い徹夜作業しているのが実態でした。それが保険請求システム「レセプトン」があれば迅速で処理できる。保険請求システムはお客様からの評価や先生同士の評判もありシステム導入への広がりを見せました。そして、加賀市大聖寺から福井県内へ。そして、富山県内から石川県へ保険請求システムの導入実績が北陸内で爆発的に広がるのです。それ以来、今日まで約30年間の「接骨院・整骨院向けの保険請求システム」の分野ではシステムの利用実績で不動の地位を築くブランドに成長しました。
経営に直結する提案を!
しかし、私たちメディカルシステムのビジネスビジョンはこれで終わりではありません。むしろ保険請求システムが各接骨院・整骨院へ行き渡り、システム導入が定着しはじめたこれからが本番だと思っています。私たちが本来すべきことは、システム販売以前に接骨院・整骨院を経営される皆様に対して如何に満足し、喜んでもらうシステムを納める事ができるかが全てです。この日本経済の長引く不況の中、どこの診療所も経営が厳しい時代にあって「どうしたらもっと顧客である患者さんに満足してもらえるか」「どうすれば接骨院の窮状を少しでも救うためのお手伝いができるか」そうした、経営者が抱える課題を一つでも多く解決するに事が私たちの使命だと考えております。如何に顧客との信頼関係を深め、経営向上に繋がるご提案を行うか。例えば「接骨院のイメージ向上や宣伝」「診療所内の空間を心地よくする」「それらへ予防的な提案をする」「治療効果や患者様の満足度はどうか」「受け付けや待合室や治療は本来どうあるべきか」など、経営的なトレーニング、マネジメントやコンサルティング、さらには集客や接客に的を絞ったセミナー実施など、メディカルシステムとして提案すべき事はたくさんにあります。顧客との信頼関係を深めることでそれらの目標に一つずつ近づくことがこれからの私たちに求められる課題だと考えています。
代表取締役社長 山本 均 Hitoshi Yamamoto
昭和22年9月、石川県門前町(現・輪島市)生まれ。大学卒業後、物品販売業、医療事務関係の会社、コンピュータの販売などを経験して昭和58年に独立。接骨院の保険請求システムを独自に開発し、接骨院向けの保険請求と経営効率アップに貢献。北陸三県を中心に新潟、名古屋に営業所を展開。趣味はジャズを聞くこと、毎朝2時間の読書

